遺品整理を自分でやってみたという方が取り扱いに困ったと言われるのが故人の趣味の品です。
壺や刀剣などの骨董品から切手や鉄道模型、本やテレビゲーム、釣り竿など人の数だけ趣味があると言っても過言ではないでしょう。
それだけに取り扱いは悩ましく、ご依頼いただいた方から苦心したというお話を聞く機会も多いです。
ご遺族や友人のうちに同じ趣味の方がいればいいものの、いなかった場合、置いておくにも困り、処分するにも大変という方は多いと思います。
今回はそんな趣味の品やコレクションの取り扱いや注意点をご紹介していきます。
本題に入る前に、私たちについて簡単に自己紹介をいたします。
私たち遺品整理プロエールは埼玉県を中心に遺品整理業を請け負っています。
遺品整理の代表的な資格である遺品整理士に加え、遺品供養士やグリーフケアアドバイザー、終活カウンセラーといった専門的な資格を持つスタッフを多く抱えています。
実績と経験豊富な専門家目線で解説していくので、遺品整理について検討している方はぜひ、最後まで読んでみてください。
遺品整理で注意したい趣味の品
故人の遺品を整理する中でご遺族様が困るのが故人の趣味にまつわる遺品です。
夫婦で楽しんでいた趣味だったり、子や孫、親戚で同じ趣味のものがいる場合はその方が相続したり、適切に処分したりと話が早いです。
一方で、価値がわかりにくいものや放置していてはいけないものなどのトラブルもあります。
まずは自分で遺品を整理する場合に取り扱いを気を付けたいものをご紹介します。
刀剣類
刀剣類は相続後に銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)に基づく手続きを行う必要があります。
銃刀法では刀剣を相続した人は相続してから20日以内に登録証を発行した教育委員会に必要事項を記入した銃砲刀剣類所有者変更届出書を提出する必要があります。
なお、相続したものに対応する登録証がない場合は再発行、そもそも未登録だった場合は登録することもできます。
手続きをせずに放置していると銃刀法違反で取り締まられる可能性があります。
相続や譲渡で一時的にでも刀剣の所有権が自分に移る場合は手続きしておきましょう。
猟銃
猟銃は刀剣同様、相続するのが難しい遺品の一つです。
銃刀法では猟銃の免許所有者が亡くなってから50日で免許の効力がなくなるとしています。
そのため、51日時点で対処できていなかった場合、銃刀法違反となってしまいます。
また、弾薬の所持も猟銃の免許がない場合、火薬類取締違反になります。
したがって、『形見だから取っておきたい』という場合にはご遺族様で猟銃の免許を取得する必要があります。
ただし、猟銃の免許取得には講習や検定、実弾試験など行程が多く、どうしても時間がかかってしまいます。
相続してから50日と時間が切られているため、形見として持っていたい場合は迅速な行動が求められます。
逆に、猟銃を処分したい場合は警察に廃棄依頼をしてもらったり、鉄砲店に売ったりすることもできます。
トレーディングカード
ポケモンカードや遊戯王などカードゲームは価値の見極めが難しいにも関わらず、非常に高額なカードが多数存在します。
一時は新発売のポケモンカードのパックが高額転売されているというニュースも多くありました。
それらのニュースとは別の話で、ポケモンカードや遊戯王をはじめ、トレ-ディングカードには1枚で10万円以上の価値で流通しているものが多数あります。
価値あるカードは故人が大切にしていたカードである場合も多いため、高いカードだけ取っておくのもいいでしょう。
ただし、カードショップも善良な店舗があれば、悪質な店舗もあります。
実際の買取相場より安い見積を出されたり、カードの取り扱いがよくなかったりする場合もあります。
故人の遺品を売却する場合は特にどういう店舗か下調べして買取を依頼するようにしましょう。
書籍
書籍にも迂闊な取り扱いができない高額品が多数あります。
ただし、貴重な本は流通数が少ないものや後に修正された誤字が残っている版の本などパッと本だけを見ても素人にはわからないものが大半です。
また、最近ではワンピースの単行本の初版やアニメDVD購入特典の冊子がプレミア化したりもしています。
一方で読書家にせよ、古書のコレクターにせよ、蔵書量が増えればスペースがつぶれる上、よくわからないからと放置していると劣化してしまいます。
保管スペースや蔵書量の問題で管理が大変な場合は買取や廃棄で片付けるのもいいでしょう。
ただし、インターネットで調べて出てくる価格帯で買い取ってくれる店舗が少ない点は注意が必要です。
趣味の遺品の取り扱い方
趣味に関する遺品の取り扱いでおすすめなのは次の5つです。
- 譲渡する
- ご供養する
- 中古ショップに買取を依頼する
- 自分で販売する
- 処分する
- 遺品整理業者に依頼する
それぞれにメリットとデメリットがあるので、個別にお伝えしていきます。
譲渡する
故人と同じ趣味で価値がわかるご遺族やご友人に譲渡します。
価値がわかる人に譲渡することで大事に扱ってもらえる上、親しいご友人であれば思いも引き継いでもらえるかもしれません。
もちろん、譲渡した相手が善意の取り扱いをしてくれるとは限らないものの、捨てるよりは気持ちの負担も少ないでしょう。
なお、刀剣など法で規制されているものを故人の友人に譲渡する場合は形式上、相続したものを相続者が譲渡するようになります。
教育委員会などに手続きする必要がある場合もあるため、『渡せばそれで解決』でない点は注意が必要です。
ご供養する
ご供養では神社やお寺に依頼して、お焚き上げをします。
ご遺品を火で燃やすことで煙にのせて魂を天に還すとされているため、捨てたり、売ったりするのに抵抗がある方も安心です。
ただし、多くの寺社が一定間隔で行う合同供養の日程に合わせるのがほとんどになる点と寺社ごとの持ち込み制限がある点は注意が必要です。
自分で持ち込める程度の量や重さの可燃物なら特におすすめの処分法といえるでしょう。
特に、キリスト教やイスラム教など神道や仏教以外の宗教に関するものは取り扱いに注意が必要です。
お焚き上げをお願いしたい場合は日時やお願いしたいご遺品について、詳しく確認しておくとトラブルを予防できるでしょう。
買取店舗に買取を依頼する
ご遺品のうち、価値があるものについては中古ショップに持ち込み、換金するのもいいでしょう。
メリットとしては遺品を現金化し、より扱いやすい状態にできることです。
逆にデメリットは適正な価格で買い取ってもらえるとは限らない点です。
特に、価値はあるけど、すぐには売れないというマニアックなアイテムは価値の評価が厳しくなりやすいです。
その代わり、遺品を持ち込めさえすればすべて任せられるのはうれしいポイントです。
自分で販売する
ご遺品をメルカリやヤフオクなどネットフリマ、ネットオークションで売却して、換金します。
買取に出すよりも高い金額で売れる場合が多く、手元に残る現金が増えるのがメリットです。
ただし、出品してもすぐに売れるとは限らない点や状態がわかるよう撮影したり、梱包や発送をしたりとやることが多いです。
また、無事取引が成立しても購入者からのクレームやものによっては返品対応のケースもあるため、思ったほど簡単ではないのが難点です。
処分する
地方自治体のルールに従って、ごみの日やクリーンセンターへの持ち込みなどで廃棄します。
換金できないのはもちろん、廃棄する遺品によっては費用が発生する場合もあるのがデメリットです。
一方で、買取やご自身での売却、ご供養に比べると短期間で処分できるのがメリットです。
故人がコレクションを置いていた部屋を使う予定があるなどお金よりも早さやわかりやすさを重視したい方におすすめです。
遺品整理業者に依頼する
遺品整理業者に依頼することのメリットは楽なこととご遺族様の時間を取らせないことです。
遺品整理を依頼する費用がかかるのがデメリットではあるものの、価値のある遺品を査定し、買取もしてくれます。
また、形見分けなどで散らかった部屋の清掃も頼めるため、手間や時間を大きく省けます。
そのため、自分の時間を使わずに遺品整理や故人の趣味の遺品を任せられるのがもメリットです。
趣味の遺品の取り扱い方まとめ
今回は趣味の遺品の処分方法や相続した場合の注意点について、ご紹介しました。
趣味の遺品を捨てたり、売ったりすることに抵抗を感じる方もいれば、よくわからないから処分したい方まで様々です。
何気ない漫画1冊やゲームソフトが10万円を超える価格でやりとりされるなど、何にプレミアが付くかわからない状況です。
個人で遺品整理を行い、価値のあるものを誤って捨てたり、保管のし方が悪くてダメにしてしまう場合もあります。
遺品整理で損をしたり、遺品整理の疲れで体調を崩したりしないよう、気を付けてください。
遺品整理プロエールのお役立ちコラムを最後までお読み頂き、ありがとうございます。
最後に改めて、私たちの紹介をさせてください。

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