故人の大切な思い出を整理し、残された遺品を丁寧に扱う「遺品整理」は、精神的にも肉体的にも負担のかかる作業です。
そして、その終盤で発生するのが「不用品の処分」という重要な工程です。遺品整理において出てくる不要品は、感情的にも簡単に捨てられないものが多いだけでなく、法律上の取り扱いにも注意が必要です。
特に、ゴミとして処分するにも法的なルールが存在しています。家庭から出る遺品の多くは「一般廃棄物」とされ、回収には自治体の許可を受けた専門業者の対応が必要です。もし誤って無許可業者に依頼してしまった場合、処分した側にも責任が問われる可能性があります。
本記事では、遺品整理で発生する一般廃棄物の扱い方、適切な業者の選び方、処分時の注意点などを詳しく解説します。ご遺族の負担を軽減して、安心・適法な遺品整理を実現するために、ぜひ最後までご覧ください。
遺品整理で発生する廃棄物は「一般廃棄物」
家庭ごみと産業廃棄物の違いを理解しましょう
ゴミの分類には、「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の2種類があります。
産業廃棄物とは、企業や工場などの事業活動によって生じる廃材や油、金属くず、汚泥などが該当し、法的にも厳しく定義されています。それ以外の、家庭や個人から出るゴミが「一般廃棄物」とされます。
遺品整理で発生する物品の多くは、故人の生活用品や家具、衣類、書籍といった家庭由来の品目です。これらは明確に「一般廃棄物」に該当して、その処分には自治体ごとに許可された「一般廃棄物収集運搬業者」へ依頼する必要があります。
無許可業者に依頼すると、違法行為に加担する恐れもある
近年、格安料金を謳う不用品回収業者の中には、必要な許認可を持たずに、営業を行っているケースがあります。例えば、「産業廃棄物収集運搬業」の許可しか持たない業者が、遺品整理で発生した一般廃棄物を回収すると、廃棄物処理法違反に該当します。
最悪の場合、依頼者であるご遺族にも、法的責任が及ぶ可能性があるので、業者選びは慎重に行わなければなりません。
遺品整理における一般廃棄物の正しい処分方法
自分たちで処分する場合の注意点
少量であれば、一般の家庭ゴミとして、自治体の収集日に出すことが可能です。ただし、分別ルールや大型ごみの出し方などは、地域によって異なりますので、必ず事前に確認しましょう。また、処分量が多くなると、自力での対応は困難になることもあります。
一般廃棄物収集運搬業者に依頼する
大量の遺品を一括で処分したい場合は、「一般廃棄物収集運搬業者」への依頼が必要です。これらの業者は、自治体から正式な許可を受けており、法律に基づいた適正な手順でゴミの回収・運搬を行ってくれます。
例えば、「一般廃棄物収集運搬業者 大阪市」や「一般廃棄物 仙台市」などと検索すれば、自治体が公開している許可業者の一覧を確認することができます。業者の信頼性を確認するには、公式サイトで、許可番号や事業登録の有無を確認するとよいでしょう。
遺品整理業者を介して処分する方法
「一般廃棄物収集業者に個別で連絡するのが不安」、「遺品の仕分けからすべて任せたい」といった方には、遺品整理専門の業者に依頼する方法もあります。中には、一般廃棄物収集運搬の許可を持っている業者も存在します。
許可を持たない遺品整理業者でも、提携する許可業者を通じて、合法的に処分しているケースが多いので、契約前に「廃棄物処分は許可業者と提携していますか?」と確認するのがポイントです。
遺品整理で一般廃棄物を処分する際の注意点
大切な品を誤って捨てないために
貴重品や思い出の品は事前に仕分ける
遺品整理では、大切な貴重品や形見を誤って廃棄しない様に、事前の仕分け作業が不可欠です。例えば、現金・通帳・印鑑・クレジットカード・身分証明書・宝石・骨董品・思い出の写真などは、ゴミと混在させない様に注意しましょう。
レンタル品やサブスク契約の確認と対応
CDやDVDなど、レンタルショップから借りていた物品が見つかった場合は、速やかに返却を行いましょう。
また、故人が契約していたサブスクリプションサービスは、相続手続きの中で、早めに解約しておくことが推奨されます。
利用料金の引き落とし口座や、クレジットカードを確認することで、契約状況を把握できます。
賃貸物件の場合の家具・備品の扱いに注意
故人が賃貸住宅に住んでいた場合、備え付けの家具や家電などを誤って処分すると、原状回復費用を請求される可能性があります。処分前に不動産会社や大家と相談して、どこまでが個人の所有物かを明確にしておきましょう。
まとめ
遺品整理において不用品を処分する際は、「遺品整理の一般廃棄物」の観点から、法的な取り扱いを正しく理解することが不可欠です。
自治体から許可を受けた「一般廃棄物収集運搬業者」に依頼することが原則であり、無許可の業者を利用すると、依頼者自身も法的リスクを負う可能性があります。
また、形見や貴重品を誤って処分しない様にする、レンタル品の返却や、賃貸契約の確認を怠らないなど、細かな配慮も求められます。遺品整理の過程をスムーズに進めて、かつ故人を丁寧に見送るためにも、正しい知識と信頼できる業者の選定が重要です。
埼玉県富士見市の遺品整理のおすすめ業者「遺品整理プロエール」
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